その日、駅のホームで電車が出発直前だった。
その電車が発車して10秒かそれくらい。ホームが揺れた。めまいか？と思った。
立っているのが怖い。普通にそう思った。

揺れは収まったものの、心臓がバクバクしたまま、スタッフ、家族、友人の無事を確認。
改めて携帯、ネット、文明の発達に感謝。

お客様からお昼過ぎにメールがきた。「大丈夫ですか？無事ですか？」、「急がないですよ」と。
一人の方は福島に住んでいる方からだった。
揺れも収まり、平然と仕事しているつもりが、その言葉で涙が出た。
どこかまだ心が緊張していたのだ。

同時に驚いた。
会ったこともない、顔も知らない、電話で声を聞いたことがある程度のネットショップのスタッフのことを考えてくださっていることに。
自分たちが日々やっていることがもしかしたら間違っていないのかも。私たちの気持ちがお客様に少しは届いているのかもと。
離れていても人と人は繋がれるんだと実感する瞬間だった。

ただお礼が言いたくて、この場を借りた。本来の使い道とは違うけれど、それでも書き残したいと思った。
もちろんまだ不安な日々の真っ只中だ。明日のことは分からない。だからこそしたいと思ったことをその時にしておかなきゃ。

毎日頂くご注文は当たり前ではないのだ。これからも自分達の小さな積み重ねが1件の注文に繋がる。
そう信じて今日もアレコレ思うことを少しずつ形にしていきたいと思う。

皆々様、どうかこれからも宜しくお願い致します。